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プロフィール

大信印刷株式会社:セールスディレクター。DTPエキスパート。
大学を卒業して大信入社以来、気がつけば20年以上営業一筋。 毎日の営業の中で出会った人、仕事、経験、喜び、失敗を大切に少しでも営業として成長していきたいな、と思っています。

ご相談はお気軽に…

hatakeyama@dprint.co.jp

校正記号

初めて印刷物の校正担当になられたお客様が、“校正記号表”を手元に朱入れの方法を勉強されておられた。印刷に関わるものとしては当然と言えば当然のことだが、最近は誰でもパソコンで組版ができるようになり、校正記号を知らなくても校正作業をして訂正までしている。だからとても新鮮な光景に出会った感があった。そして何気なくその校正記号表を見てみると、もしかしたら今ではほとんど使われなくなった記号があるのに気がついた。

この文字の転倒を直す、と言うのは前のブログに書いた活字を組版する際におこる活版印刷でならではの組版エラーだ。パソコンなら文字が転倒しまうなんてことは意識してやらないとまず起こりえない。しかしながら活字というものは文字を拾う時や組版の時にひっくり返ってしまうことがある。また何回も使用した活字は摩耗してつぶれたり、一部が欠けてしまっていることがあるので、校正の際に文字がきれいかどうかも見なければならなかった。

katuji4.jpg
活字棚には転倒したまま置かれた活字や、黒く摩耗した活字と銀色に光る新品の活字が混在する。だから校正時にはこのようなチェックが必要だった。

文字欠けを校正する記号は写植版下の時代にもよく使った記憶がある。例えば写植文字の上に印画紙のカスが乗ったりして文字が欠けるとか、製版で文字の細い部分がきれいに撮影できずかすれたりすることもあった。だから校正と言えば漢字や文章のチェックだけでなく、文字そのものの品質まで見ていたのだ。今ではここまで見る必要はなくなったのだが、パソコンならでは起こる新しいエラーもたくさんあるので、校正する際は“まあ大丈夫だろう”と油断しないことが基本であることに変わりはない。


[ 2011年07月03日 ]

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